断章/コメント

ある建築家/リサーチャーの勉強メソッド

京都精華大学の学食で、ある人の勉強メソッドを聞いたときのメモ。

  • 【THRUPUT】「逆算からの問いづくり」
  • いい問いがみつかれば、必然的にやるべきことが絞られてくる。からこそ、問いづくりが一番むずかしい。そんなとき、既にあるプロダクトやサービス、気になった物事のルーツを辿ってみる=逆算してみると、そこに至るまでの問いが浮かび上がってくることもある。「なぜ、○○が生まれたのか」、それはどこかの誰かが真剣に考えた問いであり、「○○ではない解決方法は何か」、それはもうひとつの可能性の宝庫でもある。

  • 【INPUT】「統計であそぼ」
  • 何かのプロジェクトを進めていくと、統計が必要なタイミングにあたることがある。それは説得力を高めるためだったり、プロジェクトの社会的なニーズを確認するためだったり、自分ひとりで考えていることを、ある意味社会化するためにさけてとおれないプロセスでもある。NHKでも総務省でも、関係しそうな統計を眺めてみて、知らなかったこと、新しい発見を共有するのは面白そう。ただしデータをどう読むのか、どう整理するのかはスキルがいりそう。ワークショップにするには、統計学をもう少し勉強しないと。Spurious Correlationsの偶然の一致のように、クイズをつくる、統計で遊ぶ、みたいな方向で。

【アウトプット】“いい”の解像度を高める「ココロの動きエッセー」(松倉早星さん)

言葉になっていないものをつかまえる。
プランナーという仕事の秘訣は、
日々のアウトプットの習慣にありました。

「ココロの動きエッセー」

ひとりで/みんなで
インプット/スループット/アウトプット
勉強に関心がない/テーマが見つからない/時間がない、続かない/勉強を活かせていない/勉強を極めたい

こんな効果が

・自分が関心のあるテーマが浮かび上がってくる
・自分がいいと思うものの判断軸をつくる

時間

15分

必要なもの

・ノートやテキストディターなど書くもの

事前準備

特になし

手順

(1)「ココロが動いたもの(感動したこと、悲しかったこと、疑問に思ったこと)」をノートに書き出す(5分)
(2)そのうちのひとつを選んで、「どうしてココロが動いたのか」をテーマに文章を書く(10分)

コツ

「公開してもいいし、しなくてもいい」
「誤字脱字は気にしない」
「書きながら考える、とにかく毎日の習慣にすること」

レシピ協力

松倉早星さん
(クリエイティブディレクター・プランナー)

1983年 北海道富良野生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。 東京・京都の制作プロダクションを経て、2011年末ovaqe inc.を設立。2017年7月より、 プランニング、リサーチ、クリエイティブに特化した新会社設立予定。これまでに領域を問わないコミュニケーション設計、プランニング、 戦略設計を展開し、国内外のデザイン・広告賞受賞多数。京都造形芸術大学・非常勤講師。二児の父。

【似たようなレシピ】

※これから

スタディ・タイムライン/スタディ・ポートフォリオ

  • スタディ・タイムライン
  • 最近のインプット、スループット、アウトプットが時系列で流れていくもの。フロー。フォローしている人の最近の動向がセレンディピティとなるか。

  • スタディ・ポートフォリオ
  • 勉強していること/終わったことの履歴、知見の整理。ストック。履歴書の代わりとなり、機会を広げる。

これらをいかに自動化できるか。マイスタディ支援アプリの可能性。

などなど

あるソーシャルイノベーターの勉強メソッド

高槻の寿司屋で、ある人の勉強方法を聞いたときのメモ。

  • 【INPUT】ゆるいパネルディスカッション
  • 専門的な知見を有する人を複数集めて、自分が関心のあることについて問いを投げてみる。そうして未知のことを浮かび上がらせていく。問われた人同士でも発見があるのがいいのだろう。イベント化しなくともできそうだが、それなりにハードルは高い。が、確かに自分もフォーラムやシンポジウムで大きな気付きが合ったりするので、それを習慣化するのは、僕にとっては得意なことかもしれない。

  • 【OUTPUT】ポップアップ・ワークショップ
  • インプットとアウトプットの循環として、ワークショップとして実験する。ワークショップをデザインすることでまとめていく。これもハードルは高いかもしれないが、学びの定着としては効率的であり、3〜5人くらいでもできることはあるはず。ことば遊びワークショップ実験仲間を募ってみたくなった。ただしやりっぱなしではなく、リフレクションする機会を設けること。

  • 【INPUT/THRUPUT】「スタディ・バケーション」
  • 年に一回、ハワイで一ヶ月過ごすことでV字回復できるのだそう。気持ちのメンテナンスの大切さ。安心できる状況において、1000ページを超える大著に挑んだり、考えことをする。必ずしもハワイでなくてもいい。ちなみに大ボスに挑むために、中ボスや気分が上がる定番の本も一緒に持っていくだとか。「大ボス中ボスインプット」と取り出すこともできそう。

  • 【INPUT】「リトリート読書」
  • 「年一ハワイ」から気分転換インプットを取り出してみた。新しい本を読むのもいいけれど、何周する本があってもいい。元気を出したい、爽快になりたい、という気分の転換のために、本や漫画を利用する、という読み方。これは僕がジョルジュ・ペレックを手元においておくのと近いかな。モードに入るまでの時間、あるいは距離の短縮。

鍵垢スループット

ひたすら思いついたことを、鍵アカウントでつぶやく。呼吸のように吐き出す。人様に見せられるものではない。それでいい。が、オンラインでいつでも参照できるところに置いておくことで、いつでも取り出せる。生々しい。

さまざまな勉強態度

<関心がない>
・勉強がキライである
・勉強が好きでも嫌いでもない
→ 必要性に気づく「知識」が必要(「趣味×スタディ」をテーマにしたイベント、「あの人も勉強家」など)

<テーマが見つからない>
・勉強したいと思っているが、何を勉強していいいかわからない
→ テーマと出会う「機会」が必要(「スタディ・マップ」など)

<時間がない/持続しない>
・勉強したいテーマはあるが、勉強する時間がない、持続しない
→ 勉強を持続する「仕組み」が必要(「90分時間割」「ブランク・ペーパー」など)

<行動できていない>
・継続的に勉強はできているが、行動にはつながっていない
→ 勉強を行動につなげる「機会」が必要(「スモール・ギャザリング」「仮想理事会」など)

<勉強を極めたい>
・継続的に勉強はできているが、もっと勉強を極めたい
→ 勉強を効率的に進める「スキル」が必要(「アクティブ・ブック・ダイアログ」「ブランク・ペーパー読書」など)

#勉強リスト 20161214_02B

「インストラクショナル・デザイン」

「インストラクショナル・デザイン」ってそもそも何?

▼きっかけ
12/14のミラツクイベントでのグループワークで、一緒になった方から

▼背景
「インストラクショナル・デザイン」なる考え方があったのか! 基本的なことで知らないことが多すぎる…学習意欲を高める授業のつくり方ってまさにど真ん中。スタディホールのヒントに。

▼次にすること

<インプット>
インストラクショナル・デザインおよびライゲルースをネットで調べる。入門編として『インストラクショナルデザインの道具箱』を読む。

<スループット>
自分なりに考えてみる

<アウトプット>
来年の授業にいかす

#勉強リスト 20161214_01A

「恥」

“恥じらい”の気持ちがオープンマインドの醸成にどう影響しているの?

▼きっかけ
12/14のミラツクイベントでのグループワークで、一緒になった方から

▼背景
マイプロジェクトを考えるために自分を振り返るとき、どうしても自己肯定感があることを前提にしたワークになっている気がしてモヤモヤしていた。そのとき、「やりたいこと」を掘り下げる前に、「やりたくないこと」を消していくというアプローチを知り、ピンときた。ソーシャルデザインの入り口に至るまでの、プレソーシャルデザインのひとつのヒントに、恥じらいについてもう少し深めてみる。

▼次にすること

<インプット>
「恥」でamazon検索してみると、マイケル・ルイス『恥の心理学―傷つく自己』やマリオ・ヤコービ『恥と自尊心―その起源から心理療法へ』などが出てきた。とはいえそこそこの値段だし、いつもの図書館はなさそう…まずは『自尊心を育てるワークブック』グレン・シラルディを購入して読んでみる。

<スループット>
どこかのタイミングで学生に聞いてみようかな

<アウトプット>
まずは来年の授業にいかす

スタディホールの法則

– Less Preparation, More Improvisation (準備よりも即興を)
– Less Participants, More Participation (人数よりも参加感を)
– Less Monologue, More Dialogue (独白よりも対話を)
– Less Results, More Processes (結果よりも過程を)

などなど

大学に進学するときに購入しているもの、こと

大学に進学するときに購入しているもの、ことは何か?
スタディホールの浸透によって代替可能なもの、ことは何か?

  1. カリキュラム
    教育の要であり、教員の願いであり、よくもわるくも強制的に学生のリズムをつくるもの。では、カリキュラムそのものを勉強する側が好きなようにデザインしたときに、どんなことが起こるだろうか。ときには強制することも大切だとすれば、どんな仕掛けが考えられるだろうか?
     
  2. ファシリティ
    個人では所有できそうにないあらゆる手段、空間を利用できる学生の特権。では、学生ではない者が、希望する手段、空間を所有する組織から、利用許可をもらうほどの信頼を獲得するには、どんなオーソライズが必要だろうか?
     
  3. 教授
    われわれを導く師であり、的確なフィードバックと斜め上の問いと不可逆的なインスピレーションを与えてくれる存在。では、大学生と教授との間には、どんな契約関係が結ばれているのだろうか? テーマによってその都度「わたしの教授になってくれませんか?」と依頼することが当たり前になるには、どんな成功例があればいいだろうか。そのとき、どんな謝礼がふさわしいだろうか。
     
  4. クラスメイト
    同じ立場で、同じ目線で切磋琢磨できる貴重な仲間であり、場合によっては将来の可能性を拡張する存在。クラスメイトの一番の価値は、なんだかんだ、いつもそこにいる、ということだろう。では、クラスというものがなくともクラスメイト的な関係が育まれるためにはどうすれば? そしてそれは、どんな単位のメイトなのだろう。
     
  5. 機会
    学割を挙げるまでもなく、もっと前向きな意味においても、その立場だからこそ扉が開くことは往々にしてあるだろう。では、スタディする人たちとは、客観的にはどのような立場であり、どのような機会に恵まれるべきなのだろうか?
     

などなど