言説/レポート

スタディの語源は“情熱”だった! マイプロジェクトをはじめたい&つづけたい、すべての人へ捧ぐ「スタディホール」のススメ

greenz.jpでは2012年より「マイプロジェクトSHOWCASE」という連載を通じて、150人以上のマイプロジェクトの担い手にインタビューを行い、現在の活動だけでなく、プロジェクトを始めたきっかけや原体験となるエピソードなどを紹介してきた。また、それらの記事をヒントに、自らマイプロジェクトをはじめる読者も全国的に増えている。

その一方、「マイプロジェクトを持ってみたいが、どう始めたらよいかわからない」「マイプロジェクトを始めたはいいが、なかなか続かない」という声も根強くある。そのような心理的ハードルを減らし、誰もがマイプロジェクトに挑戦したくなる状況をつくるために、どのような仕掛けが有効だろうか?

本稿ではその手がかりとして、マイプロジェクトとして形になる前の“模索期”に注目する。そして模索期に行われる、あらゆる勉強や研究、リサーチなどの活動を「スタディ」と定義し、それぞれのスタディを支える手法として私が新たに提案する『スタディホール』が、どのようにマイプロジェクトの実現につながるのか、論を進めてみたい。

%e3%83%95%e3%82%9a%e3%83%ad%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab執筆:兼松佳宏(勉強家/京都精華大学人文学部特任講師/元「greenz.jp」編集長)

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スタディホールのスタディ

一. われわれは、勉強を愛する者たちの集まりである。 
一. われわれは、勉強空間/時間をリノベートする者たちの集まりである。

一. 勉強とは、自ら強いて勉めることである。誰かに強いられるような真似はしない。
一. 勉強とは、ひとりでするものである。同じくらい、みんなでするものである。

一. われわれは、勉強する。基本的人権としての「集会の自由」「表現の自由」のもとに。
一. われわれは、勉強する。人生の投企としての「マイプロジェクト」を形にするために。

一. 美は唯、勉強に在り。 
一. 勉強せし横顔は、samothrakoの勝利女神より美なり。

「勉強家宣言(2015)」より抜粋

はじめに

われわれが提唱するのは、勉強空間/時間をリノベート[*1]するためのいくつかの方法論である。そのひとつのアプローチとして、「スタディ」および「スタディホール」という言葉の再定義を試みる。このエッセ(試論)は、一勉強家としての表明であり、実践可能な具体案であり、思慮深い議論の口火を切るものである。

いつでも、どこでも、誰でも、ひとたび「STUDYHALL!」と記せば、その場所/その時間は、即興の、あらゆる可能性に満ちた、自由で創造的な勉強空間/時間となる。

そのときそこでは、何かがはじまる。背中を押される。ソワソワする。息を吹き返す。あるいは、他者を通じて自分を知る。自分を肯定する勇気を持つ。他の人にはまかせられない、自分がやるのはほぼ必然であるようなテーマと出会う。「すべては私に届いた贈り物のようだ」、目の前の景色が以前とは違って見える。

勉強せし横顔は美なり。ようこそ、スタディホールへ。
 
 
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空海とソーシャルデザイン

▼松長有慶猊下との対談
1200年を超えて、空海とソーシャルデザインが出会った!高野山真言宗管長・松長有慶猊下×YOSH編集長対談「すべてを肯定するということ」

▼DOTPLACEでの連載「空海とソーシャルデザイン」(2014年1月〜10月まで)
#01:はじめに
#02:いまなぜ空海なのか(前編)
#03:いまなぜ空海なのか(後編)
#04:空海とは?(前編)
#05:空海とは?(中編)
#06:空海とは?(後編)
#07:ソーシャルデザインのそもそも(前編)
#08:ソーシャルデザインのそもそも(後編)

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