ラーニングロマンチストの時代

ラーニングロマンチスト

研修や勉強会には熱心に参加するものの成果に結びついていない層を指す。組織の視点に立つと、一見無駄な学びを行っているように見えるかもしれない。しかし当研究会では、「組織の吸収能力」という考え方と照らすことで、ラーニングロマンチストを重要な層として捉えている。

組織の吸収能力とは新たな技術や知識を取り入れて活用するためには基礎となる吸収力(前提知識)の蓄積が必要だとする考え方である。一時点においては期待成果につながっていないような学びであっても、組織の吸収力を高めることに寄与していると捉えることができる。

「高い山ほど裾野は広い」とも言われるように、高い専門性は幅広い視野や経験をもとに立脚する。そうした意味では、個人の専門性を高める上でもラーニングロマンチストの段階における学びは無駄とは言えないのではないだろう。

中高年のキャリアと学び直し ~“人生の正午”40 代で取り組むべきこと~より

短期的には成果と結びつかないような、組織にとってのスラック(ゆとり)にイノベーションの種がある。ラーニングロマンチストは、スタディホールが目指すところと近い気がするな。