研究活動は、自己修練活動である

研究活動は、他人に伝えるべき新しい知見の探索発見活動であるばかりでなく、自己修練活動でもある。その人の能力を伸ばせるようなテーマは、必然的にその人がすでにそのとき持っている能力の範囲内で楽々出来るようなものではないだろう。少し無理かな、と思える程度に本人の能力を超えた部分を持つテーマの方がいい。その超えた部分を埋めようと、本人がその研究の最中に努力をする可能性が高いからである。

ー 伊丹敬之『創造的論文の書き方』p.134